キートンのコラム

調律師ドクトルキートン

2013/12/30
皆さんこんにちは!
ピアノのお医者さん、ピアノ調律師のドクトル キートンです。
ピアノのお話③
皆様ご無沙汰しております。ドクトルキートンのピアノのお話一年ぶりです(^^ゞごめんなさいm(_ _)m
さて今回はピアノの中身についてお話しましょう~
おさらいしてみましょう。ピアノの鍵盤は全部で88鍵でしたね!
では弦は何本位あると思いますか?
これが凄い数なんです。普通バイオリンは4本、ギターは6本ですね。ピアノは何と!230本も有るんですよ!(@_@)
ビックリですね(^^ゞ
ピアノ調律師は
それを一本一本丁寧に耳と感で音を合わせていきます。
大体一台のピアノの調律をするのに1時間半から2時間かかります。そして弾き易いタッチにするために、整調と言う作業が有ります。1つの音に対して調整する箇所が約15箇所位あり、全部の調整をする場合15×88で1300箇所の調整する事になります。勿論毎回の調律の時に全部やることは有りませんが、もしやると1日かかります。長い間ピアノの調律をしていないと、よく一日かけて仕事をする事が有ります。大変ですが、皆さんの喜ぶ顔が見れたときは疲れもどこかにいってしまいます。「あぁ~この仕事やってて良かったな~」と思える時です(゜∀゜)
さ~てっ次はどんなピアノに逢えるかな~σ(^_^;楽しみです。ではまた!!

2012/11/15
皆さんこんにちは!
ピアノのお医者さん、ピアノ調律師のドクトル キートンです。
しっかりレッスンしてますか?
さて今日はピアノの歴史なんか勉強してみましょうか!
ピアノの誕生は何時か知っていますか?
ピアノはおよそ300年前1709年に、イタリアで生まれた。
創った人は、バルトロメオ クリストフォリという楽器制作者です。当時一番使われていた鍵盤楽器は、チェンバロと言う楽器です。皆さん知ってますか?ピアノはこのチェンバロから発達した楽器なのです。ピアノのお母さんですね(^^ゞ
このチェンバロ、大橋音楽教室にも有るんですよ?(^_-)-☆
開かずの扉のその奥に、なんとグランドピアノと同じくらいのチェンバロがあります(-.-)y-゜゜゜
教室の生徒さんは先生に頼んでちょっと見せてもらえるようにね(-.-)
さてまた歴史の話しに戻りましょう。
皆さんバッハの曲を弾いたことありますか?多分一回はありますよね!
バッハの曲はほとんどがチェンバロ、クラハビコードやオルガンの作品なんです。
ピアノで作曲が始まったのはモーツァルトの時代からチェンバロに替わってピアノが主流になってきました。
この頃から音楽は貴族や教会音楽から庶民の音楽へと大きく変わりつつありました。
そしてベートーベンの時代に入るとピアノの練習のための練習曲や教本が出て来るようになり、現在と同じ様なピアノのレッスンが始まったのです。そのころのピアノは今皆さんが使っているピアノよりも鍵盤数が少なく、音もとても小さい音でした。
このベートーベンの時代はピアノがとても発達した時代でした。
このことはベートーベンを始めその時代の音楽家に大きく影響し、たくさんの名曲が生まれました。
特にベートーベンの作曲は前期中期後期と三つの年代に分けられ語られることが多いです。
その三つの年代は作り方や使われる音域などが違います。あなたが弾いているベートーベンはいつ頃作られた曲でしょうか?調べてみると、当時のピアノがどんな特長ピアノか分かりますよ!
さて今回はここまで(^◇^;)
次回ももう少し詳しくベートーベンのピアノの話をしようかな??!
では
アルベデルチ(^_^)ノ

2012/09/05
皆さんこんにちは!
ピアノのお医者さん、ピアノ調律師の
ドクトル キートンです。
これから、時々皆さんにピアノのお話をお届けします。
よろしくお願いします。
さて皆さん!
毎日弾いているピアノの鍵盤数は何鍵あるかご存じですか?
今ピアノの前に行って数えようと思ったあなた?!
ピアノの事知らなすぎかも?
でも大丈夫!
このコラムで勉強してみてください。
ではどうぞ数えてみてしださい。
…………
さて幾つ有りましたか?
正解は、88鍵盤です。
「えっ52鍵じゃないの」と思った方
黒鍵を忘れています!
それ以外の方は、数え間違いです。(時々ですが85鍵などのピアノも有ります)
ピアノは
白鍵52、黒鍵36合わせて88鍵盤なんです。
では何故88鍵盤何でしょう?中途半端な数ですね。
後2鍵足せば90鍵で切りが良いですよね?(;¬_¬)
でも88も末広がりで縁起が良さそうですよね!?
それは冗談として
答えは、人の耳の機能と関係が在ります。
可聴域、可聴範囲と言う言葉をご存じですか?
人が聞き取り可能な音域の事を言います。(動物にはそれぞれ異なった音域の可聴範囲があります)
人の場合、その範囲は20ヘルツから20000ヘルツと言われています。
ピアノの音域は一番低い音で25ヘルツ、一番高い音で4000ヘルツになります。
低い音はキリキリの範囲ですが、高い音はまだまだ余裕が有ります。しかし4000ヘルツ以上の音をだすのは、弦楽器では物理的に音楽性のある音を出すことが難しく、特にピアノは弦が太く、硬いために高い音の振動を出すことができません。さらに4000ヘルツ以上の音は音階を聞き分けることが難しく、ピアノの音というよりベルのような音になってしまいます。
だから88鍵盤と言う数なんですね!
ピアノにはこの様な不思議な事が沢山見え隠れしています。
これからもいっぱい面白いお話をしていきますので、よろしくお願いします。
それでは
今回はここまで!
次回はピアノの歴史についてのお話をします。お楽しみに!(^^)!
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